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(11/16)乾燥肌の予防は、日常生活の見直しから!
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2021年11月16日

乾燥肌の予防は、日常生活の見直しから!

1月〜2月は、1年間で最も気温と湿度が低下する季節です。寒さでエアコンはフル稼働の中、肌の乾燥が気になりませんか?

足や腕、背中など、身体のあちこちがムズムズして…
「かゆい!」と無意識に肌をかいてしまい、気づいたら肌が真っ赤になっていることも。

この時期に気をつけておきたい、肌の乾燥対策について紹介します。

◆ 乾燥肌は冬の湿度と気温が原因!

冬は湿度がぐんと低くなるため、肌の水分が奪われて、より乾燥しやすい状態になっています。

また、低い気温で肌の新陳代謝を低下させるために、バリア機能となるはずの天然クリーム(=皮脂)を作り出す機能もダウンしてしまいます。

冬の乾燥肌は、水分不足にプラスして、蓄えた水分を保持する力が弱まるために起こります。

◆ 肌の老化は冬に進行する!

肌の乾燥を守ろうと、高級な保湿クリームを手にしたことがある方も多いと思いますが…

実は、どんなに高級な保湿クリームでも、水分を保つ力がないものではあまり効果がありません。乾燥や肌荒れで、冬の間中かゆみを繰り返してしまいます。

また、乾燥をそのままにしてしまうと、肌は厚く硬くなり、シワが増えてしまいます。

乾燥肌になることにより老化が進んでしまうことにもなりますので、寒くて湿度も低くなるこの時期こそ万全の乾燥肌防止対策をしましょう。

◆ 乾燥肌を防止するには?

乾燥肌防止には、保湿クリームや美容液でしっかりスキンケアをすることも大切ですが、日常生活を見直すことも大切です。

・入浴を見直す

入浴には血行を改善して、新陳代謝を高める役割があります。しかし、身体を温めて血行がよくなるとかゆみが増すので、つい肌を掻きむしってしまう原因になります。

また、熱いお湯に長湯すると、肌に大切な皮脂や天然の保湿物質を流してしまうことになります。

身体を洗う時にゴシゴシこすってしまうことも、皮脂を落としすぎ、肌を傷つけてしまう原因になります。

入浴は38℃〜40℃のお湯でほどほどに、また身体は優しく泡で洗うように心がけましょう。入浴後には保湿クリームも忘れずに。

・あったか素材にご注意を!

フリースのように暖かな素材のパジャマや布団カバー、靴下など、便利なものが増えています。

しかし、これらの化学繊維は汗を吸いにくくて乾燥しやすく、静電気も発生させやすい素材のため、直接肌に触れると肌の皮脂を奪うなど、乾燥肌には良くありません。

直接肌に触れる肌着や寝具は、肌触りがよく吸湿性の高いコットンやシルクなどの天然素材を選ぶことをおすすめします。

日常生活の中にも、乾燥肌の原因は隠れています。保湿クリームでのケアだけでなく日常生活も見直して、お肌の乾燥が気にならない冬を過ごしましょう。
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2021年06月29日

季節の健康マメ知識 花粉症?風邪?寒暖差アレルギーかも…

秋も深まり、もうすぐ冬支度。朝夕は冷え込むようになりましたが、それでも天気の良い昼間は快適です。

ところが、くしゃみが続く、鼻水が止まらない…
花粉症みたいな症状が続くけど、風邪でもない…

そんな時は、寒暖差アレルギーの可能性があります。

◆ 寒暖差アレルギーとは?

寒暖差アレルギーとは、温度差が大きいときに発症する症状です。

アレルギーと呼んでいますが、実際にはアレルギー反応が起きているわけではなく、自律神経が乱れているために起きる身体の反応です。

1日のうちの温度差が7℃以上になると、起こりやすくなるといわれています。

◆ 寒暖差アレルギーの原因は?

自律神経には、昼間や活動的な時に活発になる交感神経と、夜や静かに休んでいる時に活発になる副交感神経があります。

この2つの自律神経によって、血管の働きや内臓の働きが調整されて、体調が整えられています。

血管は寒いと縮み、暑いと広がります。ところが、寒暖差が激しいと血管の収縮が追いつかなくなり、自律神経が誤作動を起こしてしまいます。

これが寒暖差アレルギーの原因と考えられています。

◆ 寒暖差アレルギーの症状は?

寒暖差アレルギーの主な症状として、くしゃみ、鼻水や鼻づまり、咳などがあげられます。

発生する症状だけ見ると、風邪や花粉症と区別がつかず、困ってしまいますね。

そこで、風邪や花粉症との区別の仕方ですが…

風邪とは、「熱が出ない」「鼻水が透明」という違いで区別することができます。

花粉症とは、「目のかゆみや充血がない」という違いで区別することができます。

寒暖差アレルギーとは、特定のアレルゲンやウイルスが原因で発症するものではありません。

自律神経の乱れからくるものなので、人によっては不眠や冷え、倦怠感、頭痛、蕁麻疹、食欲不振などの症状が起こる場合もあります。

◆ 寒暖差アレルギーの対処法は?

前述のとおり、寒暖差アレルギーは特定のアレルゲンやウイルスが原因ではないため、治療法がありません。

できるのは、起きた症状を和らげる対症療法です。そのため、くしゃみ、鼻水・鼻づまりなどの症状に有効な薬で対処することになります。

そもそも、寒暖差が自律神経を乱していることが原因と考えられますので、衣類の組み合わせを工夫して寒暖差を減らすなど、ご自身での対処も試してみたいところ。

入浴で血行を良くすること、適度な運動をして自律神経を整えることも、効果が期待できると思います。

対処法を実践しても症状がひどい場合には、耳鼻科などを受診して相談してみると良いでしょう。
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2021年03月23日

季節の健康マメ知識 読書の秋!芸術の秋!目のケアも忘れずに

秋には「味覚の秋」「食欲の秋」、そして「読書の秋」「芸術の秋」など、たくさんの楽しみがあります。読書や芸術鑑賞、手芸など、思いっきり楽しみたいものです。

けれども、暗い照明で字を読んだり書いたり、あるいは針仕事などをしたりしていると、どうしても目が疲れやすくなってしまいます…

◆ 目を酷使していませんか?

人は五感のうち、目から得る情報が8割以上を占めているといわれています。

現代人はテレビやパソコン、スマホと、目を使う便利な道具が増えていて、どうしても目を使うことが多くなりますし、日常的に目を酷使している状態です。

目の疲労は肩こりや頭痛、全身のだるさなどを引き起こすことがあり、これらのトラブルを避けるためにも、日ごろから目のケアを心がけたいものです。

今回は、参天製薬さんのホームページを参考にさせていただき、「目のストレッチ」を紹介したいと思います!

● ウォーミングアップ

1.左右交互にリズミカルにウインク
(10〜20回)
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2.同様に少しスピードを速めて
(10〜20回)
3.今度はふわっとゆっくり柔らかく
(10〜20回)
4.最後は意識的にギュッと強めに
(10〜20回)
5.仕上げに両目をギュッと閉じて
パッと開く(3回)
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ウインクをすると目の周りがほぐれ、適度な刺激で涙がゆきわたり、目がスッキリとしてきます。できる範囲のリズムで、無理をせず行ないましょう!

● 目のストレッチ 上下左右体操
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1.右まゆを見つめる。
視線を戻して、左まゆ(各3秒)
2.同様に右ほほを見る。
視線を戻して、左ほほ(各3秒)
3.右耳を見つめる。
視線を戻して、左耳(各3秒)
4.髪の生え際を見る。
視線を戻して、あご(各3秒)
5.最後は鼻を見つめる(3秒)
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目を動かす筋肉を大きく動かすことで疲れをとる体操です。顔は正面に向けたまま動かさず、顔のパーツをにらみつけるつもりで、視線だけを送ります。

● 仕上げのストレッチ ぐるぐる体操

1.ゆっくりと右回りに眼球を回す
(2〜3周)
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2.同様に左回りで眼球を回す
(2〜3周)
3.最後は寄り目にして5秒キープ。
戻してリラックス
576.png

目をなめらかに動かす体操です。目が回らない程度に、無理せずにゆっくり行なってください。集中力を高め、目のふちを見るような感じで行います。

疲れ目の改善やリフレッシュには、目の周りの筋肉をほぐすストレッチが効果的です!

休憩時間やお風呂上がりなどのリラックスタイムに、目のストレッチをしてみてください!
(出典:「参天製薬」さんのホームページ)
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