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2021年11月30日

『網膜の病気』のお話

人が得る情報の8割は、視覚を通して得ているものと言われています。大切な目だからこそ、日頃から『目の点検』を欠かさずにいたいものです。

不具合がないと、「見えて当たり前」と思いがちですが、加齢とともに目の病気を患うリスクは高まります。

この医院新聞を通じて「目の病気」について、一緒に考えてみたいと思います。今回は、目の病気の中でも特によく知っておいてほしい『網膜の病気』のお話です。

◆ 網膜の役割

網膜は、目の奥・眼底(がんてい)にある組織です。

そこには視細胞と呼ばれる光を感じる細胞があり、ここで受けとられた映像は電気信号に変換されて、視神経を通じ脳に送られ認識されます。

5901.png

目の構造をカメラに例えればフィルムにあたる組織で、ものを見るために大変重要な働きを担っています。

◆ 網膜の病気って?

網膜の病気には、網膜に亀裂ができる『網膜裂孔』(もうまくれっこう)、網膜に穴があく『網膜円孔』(もうまくえんこう)という病気があります。

原因の多くは、加齢による硝子体(網膜の前にある寒天のようなドロっとした透明な組織で、眼球内部の大半を占めている)の変化です。

硝子体が収縮する際に、網膜を引っ張って生じることが多い症状です。

5902.png

◆ 放っておくと網膜剥離に…

放っておくと、穴や亀裂がどんどん悪化し、網膜が剥がれる『網膜剥離』(もうまくはくり)になります。

網膜剥離が起こると、見える範囲(視野)の一部が欠け、大変見えにくくなってしまいます。

網膜剥離が網膜の中心で最も重要な黄斑部(おうはんぶ)にまで及ぶと、視力低下が起こり、放置しておくと失明に至る場合もあります。

網膜裂孔・円孔と網膜剥離まで進行してしまった場合とでは、治療法も治療時間も大きく異なります。

網膜裂孔・網膜円孔の状態では、穴や亀裂が入っている周りをレーザー治療します。レーザー治療は見つかった当日でも行なうことができ、特に入院は必要ありません。

一方、網膜剥離まで進行してしまうと、2週間ほど入院して行なう手術となり、その後しばらくは仕事や運動に制限をかけられる場合もあります。

早期発見により視力への影響を小さくできる病気なので、定期的に眼科検診を受けましょう!


posted by あまの眼科 at 09:00| 眼の不調と病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月23日

「まぶたのけいれん」について


スマホやパソコンなど、目を酷使することが増えた現代人には「目の不調」を感じている方がたくさんいます。

ひと言で「目の不調」と表現していますが、現れる症状はさまざまですし、
「そうたいしたことはないだろう」と見過ごされているケースも少なくありません。

今回は「まぶたがピクピク痙攣(けいれん)する」症状について、一緒に確認していきましょう。

◆まぶたが痙攣する原因は?

まぶたの痙攣とは、目の周りの筋肉の瞼(まぶた)がピクピクすることです。
多くの場合は、
「突然まぶたもしくは目の周りがピクピクし始めて、しばらくするとおさまるものの、
しばらくするとまた繰り返す」というものです。

このような症状が、数日から数週間続くものを眼瞼(がんけん)ミオキニアと呼びます。

原因のひとつは、「疲れ」です。

スマホやパソコン、読書、テレビ、ゲーム、勉強などで目を長時間酷使することや
ドライアイ、睡眠不足などが原因となります。

もうひとつは、「ストレス」です。

顔面の神経は、ストレスが強くなると興奮し、不必要に筋肉を動かしてしまうために、
まぶたがピクピクしてしまうようです。

一時的なまぶたの痙攣であれば、疲れやストレスによるケースが多く、
疲れのサインだと考えて、あまり心配しすぎずに、まずはゆっくり休養することが大事です。

一方、目があけにくい、まばたきが思うようにできないなど、
症状が強いものは病気の可能性が疑われます。

例えば、眼瞼痙攣(がんけんけいれん)という病気があります。

まばたきやまぶたの開閉をコントロールしている脳神経にトラブルが生じ、
まぶたの痙攣や、まばたきがしづらい、目が開けにくいなどの症状が現れる病気です。

ドライアイと似た症状が出やすく、ドライアイと感じる方も多いようですが、
実際にはドライアイの患者さんの多くに眼瞼痙攣の症状がみられています。

まぶたの痙攣が一時的なものではなく、長く続いて止まらないようであれば、
病気の可能性も考えられるので、眼科にて検査することをオススメします。

◆目を休めてあげよう!

眼の痙攣を感じた場合には、まずは目の疲れやストレスを取り除くようにしてみましょう。

スマホやパソコンをよく見ている方は、定期的に目を休めてあげるようにしてあげましょう。

スマホやディスプレイとの適切な距離を保つことも大事です。

また、画面を集中して見てしまうと、まばたきを忘れてしまいがちになりますから、
意識的にまばたきをするように気をつけましょう。

遠くを見ることや目を動かしてあげることで、目の緊張を和らげてあげることも効果的です。

メガネやコンタクトレンズの度が合っていない場合にも、目は疲れやストレスを感じますので、
お使いの方は定期的に健診を受けるようにしてくださいね。

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2018年06月26日

「目の不調」はありませんか?〜異物感〜


スマホやパソコンなど、目を酷使することが増えた現代人には「目の不調」を感じている方がたくさんいます。

ひと言で「目の不調」と表現していますが、現れる症状はさまざまですし、
「そうたいしたことはないだろう」と見過ごされているケースも少なくありません。

今回は「目がゴロゴロする」とよく表現される「異物感」について確認していきましょう。


◆ゴロゴロした感じ…その原因は?

目がゴロゴロする…誰にでも一度ぐらいは、このような異物感を感じたことがあると思います。

目がゴロゴロするという異物感の原因は、大きく分けて2つあります。

ひとつは、実際に目の中に何かが入っていて異物感を引き起こしているケースです。

目の中にホコリやゴミ、まつ毛などが入ってしまうと異物感を感じますので、まずは鏡で異物などが入っていないか確認してみましょう。

異物を確認する場合は、下まぶたをあっかんべーの状態にして、まぶたの裏まで調べてみると良いでしょう。

異物がある場合、無理に手で取ろうとすると爪で角膜(黒目の部分)に傷をつけてしまう可能性があります。
目を洗うか、目薬で洗い流すようにしてください。

目にゴミなどが入っても、ほとんどの場合は涙で洗い流されます。

しばらくすると、いつの間にか異物感がなくなっていたということもよくあります。

もし異物がなかなか取れない、目薬で洗い流しても異物感が消えない場合には、すぐに眼科を受診してください。


◆異物じゃない!?ゴロゴロの原因は?

もうひとつは、目の中には何も入っていないのに異物感があるケースです。

実は、眼科に来院されて目の異物感を訴える患者さんの多くは、後者の「目の中に何も入っていないケース」が多いのです。

異物が無いのに異物感があると言うケースは、角膜(黒目の部分)に傷がついている可能性があります。

また、結膜炎などの目の炎症でもゴロゴロする感じがすることもありますし、目が乾燥する病気のドライアイでも異物感を感じる方がいます。

その他、目にゴロゴロした感じがする病気には、

・睫毛乱生(逆さまつ毛)

・眼瞼内反(まぶたが内側を向いている状態)

・アレルギー性結膜炎

などがあります。

また、コンタクトレンズを使用している方ほど、ドライアイや角膜の病気にかかりやすい傾向があります。

このように、目の中に異物はなくても目がゴロゴロすると感じる原因はたくさんあります。そして、それぞれの原因に適した治療が必要となるのです。

目のゴロゴロした感じがなかなかおさまらないときには、自己判断せずに、眼科を受診してくださいね!

posted by あまの眼科 at 08:00| 眼の不調と病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする