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2017年01月17日

加齢と目の病気〜近視〜


近視というと、『目が悪くなった』と安易に考えてしまいがちですが、
加齢と共に近視の症状が現れたとしたら、そこには大きな病気が隠れているかも知れません。

実は、加齢と近視の症状は、特に気をつけて欲しい症状のひとつなのです。

今回は、“近視”について考えてみたいと思います。

● 近視とは?

遠くにピントが合わない眼のことを、近視といいます。
遠くを見たときにピントが合わず、ものがぼんやり見えてしまう屈折異常のことです。

以前は近眼という呼び方が一般的でしたが、
最近は近視と呼ぶことが一般的になっています。

近視の進行は、「20才半ばまでに止まる」と従来は言われてきましたが、
近年は目の酷使などによりそれ以降にも進むことが多くなっています。

● 近視の症状

近視は、近くははっきり見えても、遠くを見ると、ものがぼけて見えてしまいます。

そのため、メガネやコンタクトレンズで矯正しないと、

バスケットボール 目を細めて見てしまう
バスケットボール 歩行中、つまづきやすい
バスケットボール 肩こりしやすい
バスケットボール 根気がなく飽きやすい

など、日常生活でも不便な思いをすることがあります。



●中年世代以降の近視に注意を!

近視は、遺伝と環境によって起こると言われ、
遺伝要因が強い人と、環境要因が強い人とがいます。

環境が原因の場合、近くを長い時間見る遊びや作業が、発症・進行に影響します。
環境による近視の進行は、一般的には、2歳〜25歳くらいまでです。

また、パソコンワークなどの目の酷使も影響します。
眼精疲労が視力低下の原因という場合もありますから、注意しておいて欲しいところです。

中年以降になって近視が現れたり、進行したりする場合は、
別の病気が関わっている可能性があるので、注意が必要です。

例えば、これまでにお話した『白内障』や『緑内障』が進行して、
「はっきり見えない」という近視と同じような症状が現れる場合があります。

他にも、『飛蚊症』『黄斑変性症』『網膜裂孔』など、
加齢と関係の深い病気の症状として、近視と同じような症状が現れることがあります。

あるいは、目の病気に限らず、
『糖尿病』などの病気によって、視力が低下するケースも考えられます。

近視は痛みも無く、進行してもメガネやコンタクトで矯正できるので、
深刻に考える人はそう多くありません。

近視は命にかかわるわけではなく、何らかの治療も必要としないので
一般的な「病気」のイメージとは違います。

しかしながら、近視が病気の可能性を現すサインの場合もあるということを覚えておいてください。
posted by あまの眼科 at 08:00| 加齢と目の病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月08日

加齢と目の病気〜緑内障〜


「加齢と目の病気」シリーズ、
今回は、「緑内障」についてお話いたします。

緑内障』は、加齢が原因で誰でもなりうる病気です。

一方で、早期発見と早期治療に努めれば、
病気の進行を食い止めることができる病気でもあります。
今回は、緑内障の治療を中心に、お話したいと思います。

緑内障のことを知り、あなたの健康で豊かな生活に役立ててください。

●緑内障の治療法


緑内障の治療は、眼圧を下げて病気の進行を止めていくことです。

正常眼圧緑内障であっても眼圧をさらに下げることにより病気の進行を遅らせたり、
病気の進行を止めたりすることができます。

ただ、一度悪くなってしまった視神経は回復することはありませんし
中にはどんなに手を尽くしても進行を止められない緑内障もあります。

しかし、早期に緑内障を発見できれば、
失明してしまう危険性はぐっと小さくなります。

緑内障の治療法は、緑内障のタイプと進行の状態により治療法が違ってきますが、
投薬・レーザー治療・手術の3つの方法があります。

今回は、すべての治療法について詳しくご紹介しませんが、
3つの治療法に共通することは『視野障害の進行を止めること』を目的としていることです。

これは、視野障害の進行が少ないうちに治療を始めることが
最も大切なこと
だと言い換えることもできます。


● 緑内障と診断されたら?



治療技術が進歩している現代では、かなり高い確率で進行予防に成功しています。

ですから、緑内障と診断されたとしても、きちんと治療しながら生活していけば、
日常生活において不自由することなく生活していくことができるでしょう。

まず、緑内障と診断されたら通院を欠かさないことです。

緑内障は、症状が進行するまで自覚症状がほとんどありませんので、
治療の必要性を感じないまま放置している人も数多くいます。

また、ふだんは二つの眼で見ているため、
互いの視野でカバーされることから不自由を感じないで生活できるため、
治療を受けない方もいます。

しかしながら、一度視野の異常が起きたら後戻りはできませんから、
欠かさずに通院するようにしましょう。

そして、処方される薬を眼科医の指示通りに点眼・服用することです。
どんなに良い薬でも、正しい用法を守らないと適切な効果は得られないからです。

最も大切なことは、緑内障という病気のことを正しく理解して、
必要以上に心配しすぎないことでしょう。

緑内障は早期発見と適切な治療により、
多くのケースで一生涯十分な視野と視力を保つことができるようになってきています。

過度な心配をせずに、毎日を楽しく過ごし、充実した人生を送って欲しいと思います。
posted by あまの眼科 at 08:00| 加齢と目の病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月27日

加齢と目の病気〜緑内障@〜

加齢と目の病気のお話、
今回から緑内障のお話をさせていただきますね。

緑内障』も加齢が原因で誰でもなりうる病気ですが、
まだまだあまりよく知られていない病気と感じます。
この機会に、緑内障のことをよく知ってくださいね。

●緑内障の症状

緑内障は、視野が欠けてくる病気です。
目が正常な機能を保てる「適正な眼圧」以上の眼圧になってしまうと、
視神経が障害されて、視野が欠けてくることが原因です。

一度障害を受けた視神経は再生することがないため、
緑内障は失明する危険を伴う大変怖い病気で、
実際に、中高年の失明原因として1〜2番目に多い病気です。

一般的に緑内障は、自覚症状がほとんどなく、
知らないうちに病気が進行していることが多い病気です。
(タイプによっては急速に症状が現れるものもあります。)

緑内障は、早期発見・早期治療が大切なのですが、
初期段階では、自覚症状がほとんどないために、
症状が進行してしまってから受診する方が多いのが実態です。

緑内障の場合、視神経の障害はゆっくりと起こり、
視野も少しずつ狭くなっていくため、眼に異常を感じることはほとんどないからです。

実際に、40歳以上の方の約20人に1人が緑内障にかかっていると言われていますが、
治療をしている人が10%、残りの90%の人は治療を開始していません。

このデータは、緑内障がいかに自覚症状の無い病気なのかを物語っています。

では、どのように視野が欠けていくのか、イメージ図で確認していきましょう。





【初期】
自覚症状はほとんどありません。

無題.jpg

【中期】
自覚症状がない方も数多くいます。

ryounaishou2.jpg

【重度】
周りの視野が大きく欠けます。

ryokunaishou3.png

視野障害を生じるものの、実際には見えていないことを自覚することはほとんどなく、
どちらかと言うと、かすみがかっているように感じることが多いです。

●早期発見のために

緑内障を早期に発見する方法は、『眼科で定期的に検診を受けること』です。
40歳を過ぎたら、年に1〜2回は定期健診を受けるようにしましょう。

実際に、「会社の健康診断で指摘を受けた」という理由で検査をされて、
緑内障だと分かる方も数多くいらっしゃいます。

緑内障はハッキリとした自覚症状が無いままに進行するので、
「物が欠けて見える」と感じたときにはかなり進行してしまっている場合が多いのです。

「検診を受けるなんて面倒だなぁ…」と思うお気持ちも分かりますが、
このような病気であることを理解して、
定期検診の受診と早期発見に努めて欲しいと思います。


posted by あまの眼科 at 08:00| 加齢と目の病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする