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2017年08月29日

眼瞼下垂のお話


今回は『眼瞼下垂』(がんけんかすい)という病気についてお話します。

あまり聞きなれない病名かも知れませんが、主に加齢が原因で発生する、
よくある病気のひとつです。

● 眼瞼下垂とは?

眼瞼下垂とは、上のまぶたが開きづらくなってしまった状態のことを言います。
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年齢を重ねるとともに、上まぶたがたるんだ感じになり、
目がしっかりと開いてないように見えることがあるともいますが、
極端に言うと、そのような状態を指します。

眼瞼下垂になってしまうと・・・

□ 上方の視界が狭くなった
□ 上方の視界が暗くなった
□ 上方が見づらい

このような症状が現れます。

また、まぶたの中にある「眼瞼挙筋」(がんけんきょきん)という筋肉でまぶたを上げられなくなります。
そのため、まぶたの上にあるおでこやこめかみの筋肉でまぶたを上げるクセがつく方がほとんどです。
その結果、おでこにシワができたり、おでこやこめかみに凝りを感じたり、
慢性的に頭痛がしたりといった現象や症状が現れることもあります。
顔にあんまりしわがないのに、おでこにくっきり3本のシワがあるような方には、
眼瞼下垂ぎみで、おでこで無理してあげていることが原因の場合も多々あります。

● 眼瞼下垂の原因と治療法

眼瞼下垂とは、前述の通り、眼瞼挙筋というまぶたの中にある筋肉の衰えが原因で起こる病気です。
ほとんどの場合、その原因は加齢です。
眼瞼挙筋が伸びきってしまったり、
ひどい場合には眼瞼挙筋が正しい位置から外れてしまったりして、
まぶたが思うように上がらなくなってしまいます。
あるいは、眼瞼挙筋の機能は正常の範囲であっても、
皮膚がたるんできてしまっているために、まぶたが下がっているように見える状態の場合もあります。
両方が同時に起こっている場合も、もちろんあります。

眼瞼下垂は、手術で治療することになります。
症状の程度や原因によって、手術による治療方法も変わってきますから、
まずは眼科できちんと診断してもらうことが重要です。

いずれにしても、年齢を重ねるとともに誰にでも起こりうる現象ですので、
まぶたのたるみや上方の視界の悪さを感じたときには、眼科を受診してください。

ちなみに、時々生まれつき眼瞼下垂という方もいますが、
その場合には、どのタイミングで治療をするかということもよく考えて選択していかなくてはなりません。
お子さんにまぶたの異常が感じられる場合には、
すぐに眼科で診てもらうようにしてください。
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2017年07月11日

加齢と目の病気〜網膜裂孔・円孔〜


今回は『網膜裂孔』(もうまくれっこう)、『網膜円孔』(もうまくえんこう)についてお話します。
早期発見により視力への影響を小さくできる病気なので、知っておいてほしい病気のひとつです。

● 網膜の役割
網膜は、目の奥・眼底(がんてい)にある組織です。
そこには視細胞と呼ばれる光を感じる細胞があり、
ここで受けとられた映像は電気信号に変換されて、視神経を通じ脳に送られ認識されます。
目の構造をカメラに例えればフィルムにあたる組織で、
ものを見るために大変重要な働きを担っています。
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● 網膜裂孔、網膜円孔って?
網膜に亀裂ができることを『網膜裂孔』(もうまくれっこう)、
網膜に穴があくことを『網膜円孔』(もうまくえんこう)といいます。
原因の多くは、
加齢による硝子体(網膜の前にある寒天のようなドロっとした透明な組織で、
眼球内部の大半を占めている)の変化です。
硝子体が収縮する際に、網膜を引っ張って生じることが多い症状です。

● 放っておくと網膜剥離に・・・
放っておくと、穴や亀裂がどんどん悪化し、
網膜が剥がれる『網膜剥離』(もうまくはくり)になります。
網膜剥離が起こると、見える範囲(視野)の一部が欠け、
大変見えにくくなってしまいます。
網膜剥離が網膜の中心で最も重要な黄斑部(おうはんぶ)にまで及ぶと、
視力低下が起こり、放置しておくと失明に至る場合もあります。
網膜裂孔・円孔と網膜剥離に進行してしまった場合とでは、治療法も治療時間も大きく異なります。

網膜裂孔・網膜円孔の状態では、穴や亀裂が入っている周りをレーザー治療します。
レーザーの処置は見つかった当日に行なうことができ、特に入院は必要ありません。

一方、網膜剥離にまで進行してしまうと、2週間ほど入院して行なう手術となり、
その後しばらくは仕事や運動に制限をかけられる場合もあります。

そうならないようにするためには、早期発見・早期治療が肝心ですから、定期的に眼科検診を受けましょう!
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2017年06月20日

加齢と目の病気〜加齢黄班変性〜


今回は『加齢黄斑変性』(かれいおうはんへんせい)のお話をします。

近年、製薬会社さんのTVCMや新聞広告などでもさかんに啓蒙されるようになった病気なので、
聞いたことがある方も多いかも知れません。

さかんに啓蒙活動が行われるのは、病名のとおり『加齢』が原因となる病気で、
高齢化社会に伴って増加している病気のひとつだからです。

また、昔の日本では比較的珍しい病気でしたので、多くの方にとってまだ馴染みの薄い病気でもあります。
一方、欧米では比較的多くの方が発症している病気であることから、
食生活の欧米化もこの病気が増加している要因のひとつと考えられています。

あなたにも、『加齢黄斑変性』という病気について、知っておいてほしいと思います。

● 加齢黄斑変性が起こる理由
黄斑とは、「物を見る」ときに重要な役割を果たしている網膜という組織の中心部分です。
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網膜は、カメラのフィルムに相当する部分で、
外からの光が瞳(瞳孔)、レンズ(水晶体)、目の中央部(硝子体)を通って網膜に当たり、光を感じます。
目の中に入ってきた光を網膜で刺激として受け取り
、光が信号に変換されて脳に伝わることで、私たちは「物が見えて」います。
加齢黄斑変性とは、
黄斑という組織が加齢とともにダメージを受けて変化してしまい、
視力の低下を引き起こす病気のことです。
黄斑が変化してしまうと、
物がゆがんで見える、視野の中心が暗くなる・欠ける、視力が低下するなどの症状が現れます。
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● 早期発見を心がけて
黄斑変性には2つのタイプが存在します。
ひとつは加齢現象として症状が現れるものです。
このタイプは、ゆっくり症状が進行し、急激に視力が低下するリスクは低いため、
検診をしながら経過をみていきます。
もうひとつは、投薬やレーザー手術などの治療が必要なタイプです。
早期発見と早期治療によって、視界にほとんど影響がなくてすむ場合もあります。

他の目の病気と同様に、早期発見が肝心です。
両目で見ているときには症状に気づかない場合もありますので、
日頃から片目ずつ物の見え方をチェックして、早期発見に努めていただきたい病気です。
posted by あまの眼科 at 08:00| 加齢と目の病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする