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2015年03月27日

緑内障と白内障〜6〜

みなさんこんにちは

前回お話させていただいた白内障の治療のお話、
今回は「手術による治療」についてお話したいと思います。

● 手術による治療

白内障が進行してしまった場合には、
手術以外には視力を回復する手段はありません。
薬では、水晶体の濁りを完全に取り除くことができないからです。
「なるだけ手術を受けずに治したい」という気持ちは、
どんな病気になったときにでも同じことだと思います。
他の病気では手術による治療が避けられない場合があるのと比べると、
白内障は、生活に支障は出るものの、絶対に手術をしなければならないものでもありません

ただし、生活に支障が出る度合いが大きくなれば、
手術以外の対応策が今のところないのも実情です。
運転免許証の更新に必要な視力が得られない、
仕事に著しい支障が出る場合など、
手術による治療の必要性やタイミングには個人差があるかと思います。
あるいは、糖尿病などの持病をお持ちの方の場合には、
手術の必要性が増す場合もあります。

日常生活に支障があれば手術を検討したほうが良いで
すし、ご自身の手術の必要性や視力回復の可能性につい
ては、医師とよく相談して決めるのが良いでしょう。

次回は、手術についてもう少し詳しくお話しますね。
posted by あまの眼科 at 15:34| 緑内障と白内障 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月17日

緑内障と白内障〜5〜


“緑内障”と“白内障”のお話、
前回は白内障の『原因』についてお話しました。
今回は、白内障の『治療』についてお話したいと思います。
白内障の治療には、点眼薬・内服薬の投薬治療、手術などのアプローチがありますが、
今回は投薬治療についてお話しますね

● 投薬治療

早期の白内障の場合には、点眼薬や経過観察で様子を見ることがあります。
また、少し症状が進行している場合には内服薬で様子を見ることもあります。

ただし、白内障の根本原因である“水晶体の濁り”は投薬治療で取り除けませんので、
投薬治療は「症状の進行を遅らせる」効果を期待した治療になります。
投薬治療の効果については、症状や個人差による違いがあります。
初期の白内障の場合は、点眼を続けることで白内障の進行が遅れる方や、
点眼を始めたことによって急に調子がよくなるという患者さんも実際にいらっしゃいます

しかしながら、薬自体は水晶体の濁りを取り除くものではないため、
進行してしまった白内障の場合には、ほとんど効果が期待できないのも事実です。
したがって、症状が軽度で、あまり視力への影響が無い場合には、
点眼薬や内服薬による進行予防が治療の選択肢のひとつとなります。
また、投薬は進行予防に働くものではありますが、完全に進行を防ぐことはできません。
これは、老化現象を防ぐことができないことと同じ理屈です。

投薬治療は進行を遅らせるための治療ということになりますが、
若々しさを保つために女性がお肌のお手入れをするのと同じで、
「何もしない」よりは「努力することによって進行を遅らせる」効果は期待できます。
点眼を勧められた場合には、点眼を継続して経過を観察するようにしてください。
posted by あまの眼科 at 15:41| 緑内障と白内障 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月13日

緑内障と白内障〜4〜


“緑内障”と“白内障”のお話、前回は白内障の『症状』についてお話しました。
今回は、白内障の『原因』についてお話したいと思います。

● 白内障の原因
目をカメラに例えてみたときに、レンズの働きをしているのが水晶体です。
白内障は、この水晶体が白く濁ってくる病気です。
水晶体が濁ってしまう原因は、主に3つ考えられます。

@ 加齢
白内障の原因で最も多いのが年齢によるもので、“老人性白内障”とも呼ばれます。
つまり、白内障は老化現象のひとつなのです。
年齢を重ねると、足腰が弱ってきたり、体力が落ちて風邪を引きやすくなったり、
身体機能が低下してきます。
目の機能にも老化現象があり、水晶体が加齢によりだんだんと濁ってきて、
物が見えにくくなったり、ダブって見えたりしてくる病気が白内障です。
近年は急速にパソコンが普及したことや、
オゾン層の破壊で有害紫外線が増えたことなどが原因となり、
白内障の若年化が目立ってきています。
早い人では30歳代後半から発症しているケースもありますが、
一般的には、60歳代の70%、70歳代の90%、
80歳以上になるとほとんど100%の人が白内障を発症すると言われています。
進行のスピードは人によって違いますが、
10年、20年の時間をかけてゆっくりと進行します。
症状は、物が二重に見えたり、ぼやけて見えたり、
さらに進行すると視力が低下していきますが、
白内障になっていても生活にまったく影響のない人もいます。
ですから、年齢を重ねて視力が落ちてきたからと言っても、
すべてが白内障というわけではありません。
中には網膜の障害や、
光を感じる神経から脳に至る経路の障害などが原因で視力が落ちることもありますので、
加齢による白内障だと自己判断するのは危険です。

A 糖尿病とアトピー性皮膚炎
白内障の原因の中でも、糖尿病やアトピー性皮膚炎などの場合、
比較的早い年齢で発症することが多く、生活習慣の変化などにより最近増えてきています。
糖尿病やアトピー性皮膚炎を原因とする場合は、合併症として白内障の症状が現れます。
加齢によるものは仕方のないところはありますが、
糖尿病やアトピー性皮膚炎を原因とするものについては、定期的に診断を受け予防することが大切です。

B 外傷など、その他の原因
そのほかにも、外傷や薬の副作用、先天性のものなど、
白内障の原因はいくつか考えられるものがあります。
また、近年注目されているのが、紫外線などによる「活性酸素」です。
活性酸素が水晶体の中のたんぱく質を酸化させて、
白く濁らせ、白内障となってしまうのです。
一度濁ってしまった水晶体は透明に戻ることはありませんが、
体の中の余分な活性酸素を減らすことは可能ですから、活性酸素を減らす工夫が重要となります。
posted by あまの眼科 at 15:09| 緑内障と白内障 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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