白内障は遅かれ早かれ、誰しもがかかる病気です。
ですから、誰しもができるだけ軽い症状で、進行を遅くしたいと考えると思います。
今回は、白内障の発症や進行を抑える『予防法』を考えてみたいと思いますので、
実践していただいて、健康で豊かな生活に役立てていただきたいと思います。
● 白内障に早くなりやすい人の傾向
白内障発症率の統計によるよると、
50代で15%、60代で30%、80代で90%、90代でほぼ100%
となっています。
この数字からも、
白内障の最も大きな原因は『加齢(老化現象)』であることがご理解いただけると思います。
しかし、最近では白内障の低年齢化が進み、
早いケースでは30代で発症する人もいます。
では、白内障低年齢化の理由は何でしょうか?
白内障になるひとつの原因に『紫外線による酸化』があげられます。
WHO(世界保健機関)の報告によると、
白内障の約20%は紫外線が原因だ言われていますので、
紫外線が白内障と深く関わっていることは確かです。
紫外線は太陽光線に含まれる光線のひとつですが、
紫外線が目の水晶体に当たることで
水晶体に含まれるたんぱく質を酸化させ、水晶体が白く濁るからです。
『加齢』や『紫外線』をキーワードに考えてみると
身体の酸化を防ぐ『抗酸化』物質を積極的に摂ることで、
ある程度の予防効果が期待できると考えられます。
次回は白内障を予防する食べ物について触れてみたいと思います。