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2021年03月30日

『白内障』のお話

人が得る情報の8割は、視覚を通して得ているものと言われています。大切な目だからこそ、日頃から『目の点検』を欠かさずにいたいものです。

不具合がないと、「見えて当たり前」と思いがちですが、加齢とともに目の病気を患うリスクは高まります。

この医院新聞を通じて「目の病気」について、一緒に考えてみたいと思います。今回は、皆さんも一度は耳にしたことがある『白内障』について、お話します。

◆ 白内障とは?

白内障とは、年齢とともに水晶体が白く濁って視力が低下する病気です。

水晶体とは、目の中でカメラのレンズのようなはたらきをする組織で、外からの光を集めてピントを合わせる機能を果たしています。

水晶体は、通常は透明な組織です。ところが白内障になると白く濁ってしまうため、集めた光がうまく届かなくなり、白内障の症状を引き起こします。

水晶体は、主にたんぱく質と水で構成されています。

たんぱく質は、加齢や長年にわたって紫外線を浴びてきたことなど、さまざまな影響を受けて、だんだんと変化し白く濁ります。

その結果、水晶体全体が濁ってしまい、視力の低下を招くことになる目の病気です。

◆ 白内障の症状

白内障の代表的な症状には、次のようなものがあります。

・何となく物がかすんで見える
・光をまぶしく感じるようになる
・暗いときと明るいときで見え方が違う
・近くのものが見えやすくなる
・急に眼鏡が合わなくなってきた
・物が二重、三重に見えるときがある

前述のように、白内障はさまざまな原因で起こる病気ですが、最も多い原因は加齢であり、これを「加齢性白内障」と呼んでいます。

個人差はありますが、誰でも年齢を重ねるとともに、水晶体は濁ってきますので、加齢性白内障は一種の老化現象であり、ごく自然なことでもあります。

上記のような症状がある場合には、早めに眼科で検査を受けるようにしましょう!

◆ 白内障の治療法は?

視力の低下や目のかすみがあっても、仕事や日常生活に支障が出ていない初期の段階では、目薬による治療をすることがほとんどです。

ただし、目薬を使用しても水晶体が透明に戻るわけではなく、あくまでも白内障の進行を抑えることを目的とした点眼治療となります。

白内障が進行して日常生活に支障が出てきた場合には、手術による治療を行います。

手術では、濁った水晶体を超音波で粉砕して取り除き、代わりに人工水晶体である眼内レンズを入れます。

白内障は手術を受ければ、視力回復が見込める病気ですが、メガネによる視力の矯正が必要な場合もあります。
posted by あまの眼科 at 00:09| 眼のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月22日

目の疲れ

Q.視界がぼやける感じです。
目の疲れのせいでしょうか?

視界がぼやける症状には、視界の中心が特にぼやける、全体的にぼんやりとして見える、白くかすみがかったようにぼやけるなどがあります。

目がぼやける原因で、まず考えられるのは目の疲れです。

テレビやパソコン、スマホのモニターなど近くのものを見続けていると、ピントを合わせている水晶体の厚みを調節する筋肉が緊張したままになってしまいます。

そして、遠くのものを見るときと近くのものを見るときのピント調整がしづらくなり、どこを見てもぼんやりとして見えてしまいます。

目の疲れが原因の場合は、目を休めれば回復しはっきりすることがほとんどです。

しかしながら、長くこのような状態が続く、目がぼやけて視力が下がった気がする、目にフィルターがかかったように見えるなどの症状がある場合は、要注意です。

目の乾燥で角膜が傷ついていたり、コンタクトレンズを長時間使用して角膜が傷ついてしまったりすると、目がかすむことがあります。

あるいは、老眼が原因となることもあります。

最も怖いのは、白内障、緑内障、黄斑変性などのように、目の病気が原因で目がかすむ場合です。

ただの疲れかな…と思ったとしても、目の病気が隠れているかも知れません。少しでも異常を感じたら、自分で判断せず、眼科を受診するようにしましょう!
posted by あまの眼科 at 12:52| 眼のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月01日

『流行性角結膜炎』のお話

人が得る情報の8割は、視覚を通して得ているものと言われています。大切な目だからこそ、日頃から『目の点検』を欠かさずにいたいものです。

不具合がないと、「見えて当たり前」と思いがちですが、加齢とともに目の病気を患うリスクは高まります。

。今回は、夏場の8月に最も流行する『流行性角結膜炎』について、お話します。

◆ 流行性角結膜炎とは?

この病気は、両目に充血、流涙、目やに、まぶたの裏側に小さなぶつぶつ、まぶたの腫れなど、結膜炎の症状が強くあらわれます。

同じく夏に流行しやすい目の病気には、俗にプール熱と呼ばれる咽頭結膜熱もありますが、
流行性角結膜炎では発熱やのどの痛みはほとんどありません。

結膜(白目)の炎症だけでなく、角膜(黒目)にも症状が発生することがあるため、「流行性角結膜炎」と呼ばれています。

結膜炎の症状は2〜3週間で治まりますが、角膜にまで炎症が及んで、角膜に点状の濁りを生じ、モノが見えにくくなることがあります。

症状が重い場合、この濁りが数ヶ月から1年もの期間に及ぶことがあります。


◆ 流行性角結膜炎の原因は?

流行性角結膜炎は、「アデノウイルス」というウイルスによって引き起こされる感染症で、
咽頭結膜熱(プール熱)とともにウイルス性結膜炎の代表的な病気です。

アデノウイルスは感染力がとても強く、流行性の病気であることに注意が必要です。

例年8月に流行のピークを迎え、夏に流行しやすい病気と言えますが、
アデノウイルスそのものは1年中活動しているので、夏以外にも流行することがあります。

また、咽頭結膜熱と異なり、小児から高齢者まで幅広い年齢層で発症するのも特徴です。

感染経路は、手指やタオルなどを介した接触感染です。

ウイルスに感染した眼を手でこすると、このとき手に大量のウイルスが付着します。

その手で触れた箇所にウイルスが付着し、そこを他の人が触れてしまい、無意識に目や口に触れるといった経路で感染が簡単に広がっていきます。


◆ 予防方法は?

アデノウイルスは、手指を介して感染が広まりますので、手洗い・手指消毒や身の回りの消毒が大切です。

流行時期や身近な人が感染した場合、できるだけ密接な接触は避け、こまめに手洗い・手指消毒を行いましょう。もちろん、タオルや洗面器などの共用は避けるべきです。

流行性結膜炎にかかってしまった人が目やにや涙を拭き取る場合は、ティッシュや清浄綿を使うようにして、目に手で触れないように気をつけましょう。

また、症状が治まった後も2週間程度は感染リスクが
あり、二次感染にも注意が必要です。
posted by あまの眼科 at 10:00| 眼のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする