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2019年07月17日

プール熱のお話


◆プール熱って、どんな病気?

夏場に学校のプールで感染するケースが多いことから
俗に「プール熱」と呼ばれている病気がありますが、
これは医学的に『咽頭結膜熱』と言います。

これは、ウイルスが原因で起こる『ウイルス性結膜炎』のひとつです。

細菌やウイルスが目に感染し、
結膜(白目の一番表面の膜)に炎症を起こす病気です。

結膜炎になると、結膜が赤くなったり(充血)、
まぶたの裏側にブツブツができて目やにや涙が増えたりと、
目に不快な症状が現れます。

かゆみ、しょぼしょぼ感、ゴロゴロ感、まぶしい感じなどの症状も多くみられます。

プール熱のように目の症状以外に、のどの痛みや発熱といった、
風邪に似た症状を引き起こす場合もあります。

ウイルス性結膜炎の中でプール熱と同じように有名な病気が、いわゆる『はやり目』です。

これは、アデノウイルスが原因で発生し、
短期間に集団的に発生する急性結膜炎で、日常よく見られる代表的な目の病気のひとつです。

◆治療と感染予防

この病気の怖いところは、非常に強い伝染力(感染力)です。

目からの分泌物がもとで伝染しますが、伝染性が非常に強いため、感染予防がとても大切です。

眼科でも、ウイルス性結膜炎が疑われる場合には、院内ではなくお車でお待ちいただくケースもあります。

患者さんにとっては不快な気分になることかも知れませんが、
医療機関である眼科でもそのような対応をせざるを得ないほど、感染力が非常に強い病気です。

治療においては、
不快な症状を和らげる目的で炎症を鎮める効果のある抗炎症点眼薬、
抵抗力が落ちている結膜に細菌が感染しないように抗菌点眼薬を使用します。

症状は、ウイルスに対する身体の抵抗力がついてくるにつれて治まり、
約3週間〜1ヵ月ほどで完治します。

その間は、次のようなことに気をつけてください。

・こまめに手を洗う
・顔を拭くタオルを家族と共有しない
・お風呂は最後に入るか、シャワーですませる
・お子さんの場合は、眼科医の判断に従って登校を

控えるなど、感染の拡大予防に努める結膜炎の種類によっては、
感染力がとても強い病気があることを覚えておいてください。

そして、おかしいなと思ったときには、すぐに眼科を受診しましょう!4

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2019年06月24日

コンタクトレンズと目の病気


人が得る情報の8割は、視覚を通して得ているものと言われています。

大切な目だからこそ、日頃から『目の点検』を欠かさずにいたいものです。

不具合がないと、「見えて当たり前」と思いがちですが、加齢とともに目の病気を患うリスクは高まります。


◆ コンタクトレンズ使用者が増えて…

今では当たり前になった使い捨てコンタクトレンズが発売されたのは、実は1991年のことです。

この使い捨てコンタクトレンズの発売がキッカケで、日本のコンタクトレンズ装用者が増え続けてきて、今では10人に1人がコンタクトレンズ装用者と言われます。

一方で、普及にともないコンタクトレンズによる眼障害も急増し、コンタクトレンズ装用者の10人に1人は眼障害が生じていると推測されています。

その背景には、ケア方法が簡便になったこと、量販店の登場による安売り販売、インターネット販売の普及などがあります。

コンタクトレンズというのは、高度医療機器です。

一方で、日頃から装用している人たちの中には、そもそもコンタクトレンズが高度医療機器であるという認識に乏しい方も少なくありません。

そのため、正しい使用法、レンズケアそして定期検査を怠っていることが少なくないのです。




◆ 正しく使おう!そして、定期健診を受診しよう!

コンタクトレンズには、
大きく分けてハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズがあります。

使い捨てタイプが登場するまでのコンタクトレンズは、
日常的にケアをしながら1〜2年使うものでした。

そのような時代と比べると、
1日使い捨て、1週間使い捨て、2週間使い捨てタイプなど、
コンタクトレンズの選択肢がとても多くなりました。

特に、ソフトコンタクトレンズの進化は、
コンタクトレンズをとても身近なものにしました。

しかしながら、日本コンタクトレンズ協議会の調査によると、
1週間連続装用使い捨てソフトコンタクトレンズを装用している方に目の病気が多いと分かっています。

ハードコンタクトレンズは、
目に異物感があると本人はすぐに気付いて外すので、
障害が起こっても重症化しにくい傾向にあります。

一方、薄くて装用感の良いソフトレンズは、
障害が起きていることに気付きづらく、
異物感や痛みを感じたときには症状が悪化しているケースが多くみられます。

また、お子さんのコンタクトレンズ装用が増えてきたことも、
コンタクトレンズに関する目の病気が増えている原因となっていると考えられます。

コンタクトレンズを使用する場合、とにかく正しい装用、そして定期健診を欠かしてはいけません。

コンタクトレンズは高度医療機器であることを理解して、正しく安全に使うようにしましょう!
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2019年06月11日

Q.緑内障の検査ってどんなことをするのですか?


緑内障の検査には、
視力検査、細隙灯顕微鏡検査、眼圧検査、隅角鏡検査、眼底検査、視野検査などがあります。

視野検査以外は、それほど時間はかかりません。

緑内障=高眼圧というイメージがあるかもしれませんが、
緑内障の診断には眼圧検査よりも、眼底検査と視野検査が重要です。

緑内障では視神経の変化が視野変化より先に現れますので、
早期発見のためには眼底検査が重要になります。

眼科では、特殊な検査ではなく眼科で一般的に行われている眼圧検査や眼底検査など、
短時間で受けられる検査である程度診断がつきます。

基本的な検査の結果に応じて視野検査を行い、精密に視野の変化を確認し、
隅角鏡検査で病型を確認して最終的な診断となるのが、緑内障検査の一連の流れです。

緑内障は初期段階の自覚症状に乏しいため、
気づいた時には視野が大きく欠けてしまっていることも少なくない病気です。

早期発見のために、健診を受診しましょう。
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