あまの眼科クリニックのブログ
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2021年09月21日

コンタクトレンズはハードとソフトどちらが良いですか?

ハードコンタクトレンズ(以下HCL)は、その名称のとおり硬いレンズで、装用当初は違和感がありますが、次第に慣れてきます。

一方、ソフトコンタクトレンズ(以下SCL)は、水分を含んだやわらかいレンズで、装用感が良く慣れやすいという特徴があります。

HCLはSCLよりも視力の矯正効果が高く、強い乱視がある方では、HCLでなければ十分な視力が得られない場合があります。

HCLは耐久性に優れているので寿命が長く、汚れも少ないためケアが簡便です。

ところが、HCLはSCLに比べてずれやすく、外れやすいというデメリットがあります。そのため、激しいスポーツをする方には向きません。

SCLはタンパク質などの涙の成分や汚れがつきやすく、ときには細菌やカビなどの微生物が繁殖することもあるため、毎日の洗浄と消毒がとても大切です。

SCLはこの点が大きなデメリットとなっていましたが、それを補うために、古いレンズを使い捨てて新しいレンズと交換する「使い捨てレンズ」が開発されました。

1日・1週間単位で交換するタイプ、2週間で交換するタイプ、1ヶ月・3ヶ月で交換するタイプがあり、現在ではこれらの使い捨てレンズが広く使用されています。

それぞれにメリット・デメリットがあります。あなたに合ったコンタクトレンズ選びも、気軽にご相談ください。
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2021年09月07日

視力検査って、ぼんやりでも答えていいのですか?

視力検査は、ランドルト環(アルファベットのCのような記号)の切れ目の方向が分かるかどうかで、見え方を測定する検査です。

この「見えている」という感覚は、自覚的なものです。

なので、ハッキリ見えているときに「見える」と答えるべきなのか、ぼんやりでも「見えている」と答えていいものか、ちょっと迷ってしまうかも知れませんね。

視力検査のときは、何となく方向が分かったら、ぼんやりでも切れている方向を答えてもらえばOKです。

正解かどうかや視力値は私たちが判断しますので、何となくでも見えている方向をお答えください。

ただし、目を細めずに見てもらわないと、正確な視力値を測定できません。目を細めると見えやすくなる効果はありますが、それが正確な視力とは言えないからです。

また、当てずっぽうで答えてしまっても正確な視力値が計測できませんので、まったく見えていないときには「見えません」「分かりません」とお答えくださいね。
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2021年05月18日

秋でも花粉症になることがあるのでしょうか?

花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因で、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどのアレルギー症状を起こす病気です。

春のスギ花粉症の症状に悩む方が多いので、花粉症は春の病気と思われがちですが、そうではありません。

実は、アレルギー症状を引き起こす花粉は、ほぼ1年中存在しています。

2月〜5月→スギ科の植物
5月〜7月→カモガヤ科の植物
7月〜9月→キク科の植物
10月〜12月→ヒノキ科の植物

このように、1年中どの季節であっても、植物の花粉が原因でアレルギー症状が起こる可能性はあります。

また、ホコリやダニ、ペットの毛など、いわゆるハウスダストが原因となっているケースも少なくありません。

あまり知られてはいませんがん、ガやユスリカなどの昆虫が原因となることもあります。

夏から秋にかけて花粉の飛散シーズンを迎える植物には、キク科のブタクサやヨモギなどがあります。

実は、花粉症やアレルギー症状で来院される患者さんのうち15%程度の方は、秋に目や鼻の症状を訴えて眼科を訪れています。

秋の花粉症にも要注意です!目のかゆみや充血などの症状が見られる場合は、眼科を受診してください。
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