一方、ソフトコンタクトレンズ(以下SCL)は、水分を含んだやわらかいレンズで、装用感が良く慣れやすいという特徴があります。
HCLはSCLよりも視力の矯正効果が高く、強い乱視がある方では、HCLでなければ十分な視力が得られない場合があります。
HCLは耐久性に優れているので寿命が長く、汚れも少ないためケアが簡便です。
ところが、HCLはSCLに比べてずれやすく、外れやすいというデメリットがあります。そのため、激しいスポーツをする方には向きません。
SCLはタンパク質などの涙の成分や汚れがつきやすく、ときには細菌やカビなどの微生物が繁殖することもあるため、毎日の洗浄と消毒がとても大切です。
SCLはこの点が大きなデメリットとなっていましたが、それを補うために、古いレンズを使い捨てて新しいレンズと交換する「使い捨てレンズ」が開発されました。
1日・1週間単位で交換するタイプ、2週間で交換するタイプ、1ヶ月・3ヶ月で交換するタイプがあり、現在ではこれらの使い捨てレンズが広く使用されています。
それぞれにメリット・デメリットがあります。あなたに合ったコンタクトレンズ選びも、気軽にご相談ください。