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2021年05月11日

眼底検査で全身の病気が分かるのですか?

「眼底」とは目の奥の部分を意味し、カメラに例えるとフィルムの部分にあたります。

眼底検査とは、このフィルムに相当する眼球の重要な構成部である網膜、視神経の状態を観察するために行う検査のことです。

眼底の血管というのは、実は人間の身体の中で、唯一直接的に観察できる血管です。

そのため、眼底の状態を観察することにより、動脈硬化や高血圧による血管の変化はもちろん、糖尿病などの影響も判定することができます。

「眼底検査だから、眼に関する病気しかわからない」ということはありません。実は、全身疾患を判断する入り口として大きな役割を果たしています。

実際に、皆さんが受診される健康診断でも眼底検査が実施されていることは少なくありませんが、これは全身疾患の早期発見のためでもあるのです。

定期的に目の健診を受診することをおすすめします。
posted by あまの眼科 at 10:00| 眼のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする