気温高低差に伴う体温調節や、新しい環境での心の疲労など、いきなりの変化に順応することができず、
身体と心にストレスを与えてしまうことが少なくありません。
気候や環境の変化によって、メンタル面の健康を支える自律神経も乱れがちになってしまいます。
過剰なストレスは、身体と心の健康に悪影響を及ぼしかねませんので、油断できません。
気づかぬうちにストレスが強くなっていることがあり、注意が必要です!
◆ 心のバランスを整えるには
1.生活のリズムを整える
ポイントとなる時間は3つ!
「起きる時間」「寝る時間」「朝昼夕の食事の時間」です。
これらの時間を、毎日なるべく同じ時間になるように心がけましょう。
ただし、無理はせず、自分に合ったリズムを刻むことを意識してください。
2.栄養バランスのよい食事をとる
ビタミンやミネラルの豊富な野菜や果実が不足しないように、心がけましょう。
中でも、旬のものは栄養も豊かで、食べる楽しみも大きくふくらみます。
また、疲労回復や緊張緩和の効果が期待できる食材も、良いでしょう。
たとえば、心身の疲労回復にはヤマイモ、緊張緩和にはシュンギクが効果的と言われています。

3.休養をとる
休日は何もしない、のんびりした時間も必要です。プライベートも忙しくし過ぎないように、気をつけましょう。
音楽を聴いたり、散歩をしたり、ご自身なりのリラックス法で、休日を過ごしましょう。
4.体温調節をしっかりと
気候が不安定な春から梅雨の季節は、「薄物の重ね着」など、暑さ・寒さを感じたらすぐに脱ぎ着できるように、備えておきましょう。
◆ 「こころのリフレッシュ活動」しませんか?
「やる気がしないから行動できない」ではなく、好きなことを積極的に行うことで、楽しかった、気分がよくなったなど、プラスの感情を積極的に味わいましょう!
自ら意識して活動的に行動することで、良い感情、つまり「いいことがあった!」と感じやすくなり、脳も報酬を得やすくなっていきます。
その積み重ねで、マイナスな心のスペースは小さくなり、プラスの心のスペースが大きくなっていきます。
このような考え方は、「行動活性化療法」として、最近うつ病治療の現場でも活用されているそうです。
良いことに目を向けることで、こころの状態は良い方向に向かっていきます。
特に、今年は新型コロナウイルス騒動で、心が落ち着かないという方も多いと思います。
みなさんも、特別なことではなく、気軽にできる「こころのリフレッシュ活動」をしてみませんか?