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2020年03月10日

Q.目薬の正しいさしかたを教えてください。


まずは、手を石けんでよく洗いましょう。

次に、目薬の先が汚れないように注意しながら、キャップの開口部が上になるように取り外して、清潔な場所に置きます。

点眼の方法ですが、
下まぶたを軽く引っ張り1滴を確実に結膜嚢(まぶたの裏から眼球の表面にかけてふくろ状になっている部分)内に点眼します。

このとき、容器の先がまぶたやまつ毛に触れないように注意してください。

これは、涙が目薬の容器内に逆流するのを防ぐためです。

点眼後は、静かにまぶたを閉じて、まばたきをしないで約1分間ほど目を閉じておきましょう。

点眼後に軽く目頭を押さえるのも効果的です。

溢れた点眼液はまぶたの炎症の原因となることもありますので、清潔なガーゼやティッシュペーパーでふき取ってください。

ちなみに、1回の点眼には1滴で十分です。

結膜嚢に入りきらない余分な点眼液は、鼻涙管を通じて全身に移行していってしまうからです。

目薬の中には副作用があるものもありますので、必要以上の点眼は避けるようにしてくださいね。

また、複数の目薬をさす場合には、先に点眼された目薬の効果が洗い流されてしまうことを防ぐため、
5分以上の間隔を開けて次の目薬をさすようにしてください。
posted by あまの眼科 at 08:00| 眼のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする