まずは、手を石けんでよく洗いましょう。
次に、目薬の先が汚れないように注意しながら、キャップの開口部が上になるように取り外して、清潔な場所に置きます。
点眼の方法ですが、
下まぶたを軽く引っ張り1滴を確実に結膜嚢(まぶたの裏から眼球の表面にかけてふくろ状になっている部分)内に点眼します。
このとき、容器の先がまぶたやまつ毛に触れないように注意してください。
これは、涙が目薬の容器内に逆流するのを防ぐためです。
点眼後は、静かにまぶたを閉じて、まばたきをしないで約1分間ほど目を閉じておきましょう。
点眼後に軽く目頭を押さえるのも効果的です。
溢れた点眼液はまぶたの炎症の原因となることもありますので、清潔なガーゼやティッシュペーパーでふき取ってください。
ちなみに、1回の点眼には1滴で十分です。
結膜嚢に入りきらない余分な点眼液は、鼻涙管を通じて全身に移行していってしまうからです。
目薬の中には副作用があるものもありますので、必要以上の点眼は避けるようにしてくださいね。
また、複数の目薬をさす場合には、先に点眼された目薬の効果が洗い流されてしまうことを防ぐため、
5分以上の間隔を開けて次の目薬をさすようにしてください。