健康で美しくあるためには、ささいな不調を見過ごさずに、生活習慣を改善していくことが大切です。
今回は、『足の冷えとむくみのお悩み』について、その解消法を考えてみましょう。
◆ 足の冷えとむくみは関係ある?
足が冷える、足がむくむとお悩みの方、女性には多いのではないでしょうか。
特に寒い冬などは、冷えとむくみが同時に表れて、つらい季節になります。
むくみの原因のひとつに、血のめぐりが悪くなることがあげられますが、この血のめぐりの悪さは、身体の冷えにもつながります。
身体の冷えとむくみには密接な関係があり、負のスパイラルを起こしているのです。
寒くなると、つい運動不足になってしまい、身体の血のめぐりが悪くなってしまいます。
血のめぐりが悪くなると、身体はむくみはじめ、また冷えを感じるようになります。
むくみを感じた身体を動かすのはおっくうになり、さらに運動不足になっていくことで、さらなるむくみや冷えを感じてしまうのです。
◆ 足の冷えとむくみの解消法は?
では、足の冷えとむくみをどのように解消していけば良いのか、その解消法をいくつか紹介しましょう!
1)入浴で身体の芯から温まる
湯船にゆっくり浸かって、リラックスしたバスタイムを過ごしましょう。リラックスしてお湯に浸かることで、血のめぐりがよくなります。
また、水圧でリンパの流れが改善されるため、むくみの解消が促されます。
2)適度な運動で冷えを改善する
足は心臓から遠い場所にあるために、血液の流れが滞りやすい場所ですし、
重力の作用もあるため、細胞のすき間に水分がたまりやすくなります。
ふくらはぎは、血液を心臓に戻すポンプの役目をしていますが、加齢で筋力が落ちてくると、
ポンプの力が弱くなり水分が貯まりやすくなります。
ということは、足のふくらはぎの筋力を落とさないようにしていくことが、むくみの解消にもつながります。
足のふくらはぎを鍛えるには、ウォーキングなど軽めの運動でも十分なので、適度な運動を心がけましょう。
3)塩分の取り過ぎに注意する
塩分を取り過ぎると、身体は塩分濃度を薄めようとするために水分を欲するようになり、喉が渇きます。
喉が渇いて水分を多く摂取すると、今度は細胞から水分があふれ出してしまい、それがむくみとなって現れます。
このようなメカニズムで、塩分の取り過ぎはむくみの原因となりますから、
塩辛いものを食べすぎないように注意するなど、塩分の取り過ぎに気をつけましょう。